PS5のゲームがプレイできる携帯ゲーム機が開発中という報道が出ております。真偽についてはわかりませんが、期待のPS5携帯ゲーム機はどのようなスペックと価格になるのでしょうか。
携帯ゲーム機であるメリット
最近PSポータルのアップデートにより、PS5本体が無くてもPS5のゲームをクラウドからストリーミングプレイすることが可能になりました。
これまではリビングのPS5で誰かがプレイしていると、PSポータルでのリモートプレイはできなかったのですが、アップデート後はPS5を経由せずにストリーミングでプレイが可能となり、PS5の携帯ゲーム機は必要ないんじゃないか?と感じてしまうかもしれません。
しかし、PSポータルでのストリーミングゲームの最大の欠点だと感じるのは、ゲームの再開時に時間がかかることです。
PS5本体とのリモートプレイの場合は、即座に中断地点から再開できますが、ストリーミングの場合は再度クラウド接続が必要なため、平均1分程度ゲーム起動まで待つ必要があります。
スマホゲームなどに慣れてしまった人たちにとって、手元のゲーム機で起動まで1分も待たされるのは、かなり煩わしいと感じるでしょう。
現在、開発中とされているPS5の携帯ゲーム機は、中断から復帰に関してPS5と同等レベルになるでしょうから、そういった点が大きなメリットとなりそうです。
PS5携帯ゲーム機はSteamDeckが指標となりそう
PS5携帯ゲーム機のスペックを予想するとき、PCゲームプラットフォームSteamのゲームを手元で遊べる「SteamDeck」が指標となりそうです。
SteamDeckのコアプロセッサがAMDベースのZen2ということで、PS5携帯ゲーム機も同じようなハードウェア構成で実現できそうです。(スペック要件は異なりますが)
SteamDeckはストレージ容量が64GBから選択できますが、PS5の場合は高速なSSDが必要なことと、最近のゲームソフトの大容量化に対応するため、最低でも512GBのSSD(MVNE)がスタートとなるでしょう。
PS5携帯ゲーム機の価格はいくらぐらいでしょうか。SteamDeckのOLED版 512GBがスペック的に参考となりそうです。このモデルの価格は安いところで90,000円程度です。
PS5携帯ゲーム機の場合、加えてハプティックフィードバックやアダプティブトリガーなどの機能は必須です。
SteamDeckはディスプレイ解像度が1280×800ですから、こちらもPS5携帯ゲームの場合は、最低でもフルHDは必要です。
そう考えるとPS5携帯ゲーム機は10万円オーバーは確実ではないかと思います。
SteamDeckのようにPS5携帯ゲーム機は売れる?
携帯ゲーム機開発のウワサはPS5だけではなく、Xboxの携帯ゲーム機についてもあります。これら開発のキッカケになったのは、SteamDeckが想定以上に欧米で売れたからだと言われています。
以前は携帯ゲーム機は日本市場でしか売れないと言われていましたが、最大のゲーム市場である欧米で好調ということで、ソニーとマイクロソフトも開発を検討しはじめたのでしょう。
SteamDeckが便利だなと感じる点は、ゲームの中断、復帰が非常に早いことです。PCゲームの不満点であるゲームの中断、復帰に時間がかかるという点が解消されます。
PS5携帯ゲーム機については、そもそもPS5は中断、復帰が早いため、携帯ゲーム機となっても、その点に関しては据え置きと同等となります。PS5携帯ゲーム機としての利点は持ち運びができるという点のみになりそうです。
PS5携帯ゲーム機は映像出力可能にしてほしい
PS5携帯ゲーム機は外部映像出力ができるようにしてほしいです。
恐らく価格は10万円オーバーとなることを考えると、1台でいろいろな遊び方ができるようにしてほしいです。
機能を絞った失敗例として、PSVR2は発売当初はPC接続ができず、あとからPC接続を追加しました。発売当初からPC接続可能にしておけば、ハードがもっと売れて対応ソフトも発売されたと思います。
PS5携帯ゲーム機に関しては、最初からユーザーが望みそうな用途に関しては、可能なようにしておいてほしいです。
外部映像出力ができるようにしておけば、大きなディスプレイにつないでプレイしたり、ベッドで寝転がってプレイしたりと、その時の気分で遊び方を選べるため、付加価値の高い製品になると思います。
PSポータルが非常に良い製品ですので、PS5携帯ゲーム機にも期待しています。購入層はかなりのコアゲーマーになるでしょうから、中途半端なものよりも、価格が高くとも全部入りの製品のほうがウケが良いのではないかと思います。
発売されるのかどうかも怪しいですが、期待して続報を待ちたいと思います。