新入社員から中堅社員ぐらいまでの方に趣味を聞いても、読書という方はほとんどいません。
面白い本を読んだら誰かに勧めたり、語ったりしたいのですが、周囲に本を読む人が居なさ過ぎて欲求不満です。
文化庁の最近出された調査結果が衝撃的で、月に一冊も本を読まない人が6割超に上るとのことで、以下のニュース記事にもなっています。
そんなに本を読まないで、仕事とか大丈夫?と不思議です。
本を読むとこんなにお得
少しでも読書に目覚めてほしいということで、本を読むとこんなにお得という点をいくつか挙げてみます。
他人の人生を追体験できる
本は著者の人生から得られた経験をふんだんに盛り込んで書かれています。自分の人生経験だけでは、会社に影響を与えるような大きなプロジェクトはせいぜい数件、かぞえるほどだと思いますが、本を読むと著者が経験したプロジェクトでの、成功や失敗を追体験することができます。
わずか2~3千円ほどの本でそんな経験が得られるのですからコスパはかなり高いです。
言葉がきれいになる
本に書かれている文章は編集などのチェックが入って世に出ています。そういった文章を多く目にしていると、自然と自分が使う言葉遣いもきれいになってきます。ボキャブラリーが増えるというのも利点でしょうか。
話をしていると、よく本を読む人とそうでない人がなんとなく分かります。
読書はタイパが良い
最近の若い方はタイパ(タイムパフォーマンス)を重視しています。
本当にタイパを極めるなら本を読むことをおすすめします。
Youtubeで1時間の動画で説明されているようなことも、本なら10分程度で知ることができるでしょう。動画にもメリットはありますが、タイパを考えると圧倒的に本に軍配が上がります。
今からでも遅くない!読書はじめよう
読書が習慣になると、常に読む本をストックしていないと落ち着かなくなります。はじめは読むのに時間がかかりますが、徐々に速度も速くなってきて、さらにタイパが上がります。
読むこと自体の速度が上がるのもありますが、いろいろな本を読んでいるうちに書かれている内容について知っている部分が増えてきます。そこは深く読む必要がないため、時間を短縮してポイントだけ確認するような感じになります。
読書をはじめる第一歩におすすめ「モモ」
あまり本を読まない人から、なにかおもしろい本無い?と聞かれたら必ず勧めているのが、ミヒャエル・エンデの「モモ」です。
中学生ぐらいの方にちょうどよい児童書ですが、物語は大人が読んでも非常に面白く、とくに50年も前に出版された物語なのに、さきほども書いたタイパがテーマになっています。
現代社会を描いたような時間どろぼうが現れた後の世界。読んだことがない方はぜひ読んでみてほしいです。