2025年4月2日のニンテンドーダイレクトで詳細発表予定のニンテンドーSwitch2ですが、メインチップを担当するパートナーであるnvidiaに問題が多発しています。
AI需要により絶好調nvidiaがちょっとおかしい

生成AI需要によりデータセンター向けのGPUが絶好調のnvidia。
先日以下でも書きましたがゲームPCでのnvidiaグラボ(グラフィックボード)採用率も7割超となっており、現行Switchからnvidiaをパートナーに選択したことは、かなり任天度有利に働きそうだなと感じていました。

しかし、その好調nvidiaに問題が多発しており、ちょっと心配になるレベルです。
先日発売されたPC用の新型グラボRTX5000番台で問題が発生しています。
発売前の発表では、性能面でかなり期待されていたグラボだったのですが、蓋を開けてみると不具合が多発しており、落ち着くまでかなり時間がかかりそうです。
熱でコードが溶けたり、ドライバー不具合でフリーズしたり、ROP数が少なかったり

RTX5000番台で最初に発生した不具合が、熱により電源との接続部分が溶けるという問題です。
電流を制御する部分の設計に問題があり、不具合が発生する率が高くなっています。グラボメーカにより独自対策を施している場合がありますので、しばらく様子をみて対策品を買うしかなさそうです。
さらに、PCにインストールする最新のドライバーに不具合があり、PCがフリーズする現象も発生しています。現在も問題のverへのアップデート通知が来ていますので、対策されるまではアップデートしないように注意しましょう。
さらにさらに、出荷済みの製品の一部にROP数が仕様よりも少なく、本来の性能が出ないものがあるということで、こちらは要望すれば交換してくれるようです。
とにかくRTX5000番台が発売以降、不具合が連発していますので、通常は値下がりするはずの型落ちの4000番台ですが、しばらく品薄により逆に値上がりが続くかもしれません。
ニンテンドーSwitch2は大丈夫なのか?
となるとニンテンドーSwitch2は大丈夫?と心配になりますが、恐らくSwitch2に搭載されるのは最新ではなく、ある程度成熟したチップが搭載されるでしょうから、問題は無いと思われます。
最新ドライバーに不具合が出ているのは少し心配ですが、ハードウェア的な問題は無いでしょう。

心配なのは、PCゲームでnvidiaがトップシェアだからこそ、各ゲームソフトがnvidiaのDSLLなどの技術に最適化を優先するところが、今回の問題でシェアを急激に落とすことになると、ライバルのPS5が採用するAMDの最適化に力を入れるゲームが増えるかもしれません。
そうなると実性能で劣るSwitch2には苦しい展開になります。Switch2はDLSSなど映像を綺麗に魅せる技術に頼る部分が大きくなるでしょうから、各ゲームソフトが最適化してくれることがキーになります。
nvidiaの問題がしっかり対策されて、強いnvidiaを維持してほしいですね。今後の情報に注目したいと思います。