実用的なFF SUVとしての正常進化!新型CX-5
2026年春、マツダの主力SUV「CX-5」がいよいよフルモデルチェンジを迎えます。
FRレイアウトを採用したプレミアム路線「CX-60」に対し、新型CX-5は「居住性とデジタル技術が進化した実用的なFF SUV」というキャラクターを明確に打ち出してきました。
現行モデル、そして兄貴分にあたるCX-60と何が違うのか。
そして、購入を検討するうえで絶対に知っておくべき「2つの注意点」について解説します。
まずは、新型CX-5・現行型・CX-60 を比較
ボディサイズ:拡大された室内空間

新型は現行型より一回り大きくなり、特に全長とホイールベースの延長が目立ちます。
CX-60に近いサイズ感ですが、FFレイアウトを活かした室内効率の良さが特徴で、後席や荷室の実用性は大幅に向上しています。
- 新型CX-5 (2026): 全長4,690mm / 全幅1,860mm / 全高1,695mm
- 現行CX-5: 全長4,575mm / 全幅1,845mm / 全高1,690mm
- CX-60: 全長4,740mm / 全幅1,890mm / 全高1,685mm
パワートレイン:ディーゼル廃止とハイブリッド化
最大のトピックは「ディーゼルエンジンの廃止」です。
安価な軽油でトルクフルな走りを楽しめるのは現行型か、直6ディーゼルを積むCX-60のみとなります。
新型は2.5Lガソリン(マイルドハイブリッド)が主力となり、後にストロングハイブリッドが追加される構成です。
購入前に要確認!2つの重要な注意点
新型CX-5は魅力的な進化を遂げていますが、いち早く入手しようと実車を確認せずに購入するのは少しリスキーかもしれません。
特に以下の2点は購入前にしっかり意識したいところです。
注意点①:本命「ストロングハイブリッド」は2027年まで待つ必要あり
2026年春の発売当初にラインナップされるのは、マイルドハイブリッド搭載のガソリン車が中心です。
トヨタのシステムではなく、マツダ自社製といわれる期待の「ストロングハイブリッド」が登場するのは2027年の予定です。
燃費性能を最優先する場合、どちらを選択するのか検討が必要です。
注意点②:「物理スイッチ消滅」による操作リスク

新型ではコクピットのデジタル化が一気に進み、エアコン操作などの物理ボタンや、マツダの特徴だったコマンダーコントロールが廃止され、大型タッチスクリーンに集約されます。
先進的ではありますが、以下の点に強い懸念があります。
直感的な操作が困難: 運転中にブラインドタッチでエアコンやオーディオを操作することが難しくなり、視線移動が増えるリスクがあります。
私は現在マツダ3に乗っており、以前はデミオディーゼルと乗り継いでいますが、マツダ車は気密性が高いためか、他メーカー(トヨタ等)に比べて窓が曇りやすいと感じます。走行中に突然曇った際、タッチパネルを見ながらデフロスターを探すのは危険を伴います。
物理スイッチの操作性に慣れ親しんだ既存オーナーの方は、試乗時にこのインターフェースの変化を入念に確認することを推奨します。
価格と選び方
新型の予想価格は約350万円~420万円と、現行型(約281万円~)から大きく上昇する見込みです。
- 新型CX-5 (2026) がおすすめ: 最新のGoogle搭載インフォテインメントや広い後席・荷室が必要な方。
- 現行CX-5 がおすすめ: 300万円以下で買いたい、または熟成されたディーゼルエンジンに乗りたい方。
- CX-60 がおすすめ: 直列6気筒+FRという唯一無二の走りと、高級感ある内装を求める方。
まとめ

新型CX-5は、デジタルと実用性を兼ね備えた現代的なSUVへと生まれ変わります。
しかし、パワートレインの投入時期や、操作系のドラスティックな変更は好みが分かれるポイントです。
特に「物理スイッチ全廃」は毎日の運転に直結する部分ですので、ご自身の使用環境と照らし合わせて慎重に検討してみてください。



