発売時は酷かったが改善し、今買うと楽しめるお得なゲーム

趣味の部屋

最近のゲームソフトは発売後のアップデートで機能改善や不具合修正を行うことで、より遊びやすくなるように改善していくかたちが主流になっています。昔のゲームとは違い制作にかかわる人数も増え、ボリュームも大きくなっていることから、発売前に完璧な状態に近づけることが難しくなっています。

とはいえ少しテストしたら不具合があるのは分かるでしょ?的な、発売後に修正でなんとかしようという考えが見えるほどの酷いバグが残っていたり、ゲームプレイが困難になるような状態で発売されるものもあります。そういったゲームはネット上でユーザーから批判を浴び、表舞台から消えてしまいます。

しかし、発売後に改良を重ねて、発売当時は酷く遊べなかったゲームが、今なら安く買える良作と言えるゲームに進化しているものもあります。そういったゲームの中で私のおすすめのものを紹介します。

美しいオープンワールドを飛び回る「ANTHEM」

発売前には非常に美しいオープンワールドのフィールドを飛び回りながら、スピーディに戦闘するANTHEM(アンセム)のPVを見て、これはスゲエと期待しまっくてましたが、2019年発売当時のメタスコアは60点と非常に低スコア。

しかも、バグも多数あったり、いろいろ遊びにくかったりゲームとしての底が浅かったりで、世間の評価としては60点でも高すぎるぐらいの低評価でした。あれからアップデートや追加要素も入りかなり遊びやすくなっていますし、バグもほぼ解消されています。グラフィックは今でも充分綺麗で、当時投げ売りされた中古ソフトがダブついていることから、1,000円程度で購入出来ます。

工房や出撃の改善など、遊びやすさも向上しているので当時言われていた不満もかなり解消されています。オープンワールドを飛び回って探索したいといった方は遊んでみてはいかがでしょうか。

ほぼ別ゲー「NO MAN’S SKY」

発売前の期待が高ければ高いほど、普通の出来だと落胆してしまうのだと思います。このNO MAN’S SKY(ノーマンズスカイ)はほぼ無限の宇宙を探索出来るということで、非常に期待されていたゲームです。

とはいえ開発は大手ゲームメーカーではなくインディーズスタジオでしたので、私はこのゲームについては宇宙探索メインで遊びの要素は少ないだろうなと思っていました。しかし、多くのユーザーにはその遊びの要素が少ない部分が低評価とされました。また、宇宙の星々は自動生成により作られるもので、探索する楽しみというメインの部分でも想像していたものと違うという評価になったようです。

2016年に発売され、これまで何度もアップデートしていますが、現在ではかなり遊べるゲームになっています。セールで安くなっていたタイミングで私は購入しました。自分の基地の作成もかなり本格的に出来ますし、乗り物などのアイテムも充実、オンラインプレイも強化されています。次世代機向けのグラフィックの強化など、最近でも無料アップデートが提供されています。

発売時とは別ゲーに生まれ変わったNO MAN’S SKY。発売時に購入して全く手を付けていない方も改めて遊んでみてはいかがでしょうか。

サイバーパンク2077ちゃんと遊べる状態に

2020年末に発売されたサイバーパンク2077は、ブレードランナーのような世界を探索出来るということで非常に期待が高かったものの、進行不能バグや負荷が高まるとグラフィックのクォリティが下がり、人物の判別が出来ないレベルになったりするなど、特にPS4版は酷い状態でした。しかし、ゲーム自体は期待通りに面白かったため、私はそんな状態でもPS4版でストーリークリアまで当時プレイしました。

進行不能になるバグなど製品として欠陥があると判断されたため、PSストアでの販売は中止され、希望するユーザーには返金対応ということになりました。

そんなサイバーパンク2077ですが、現在はアップデートによりバグはかなり解消されています。PS4版は少しパフォーマンス面で不具合は残るものの、プレイには支障ありません。画面が少しちらちらしたり、オブジェクトが突如出現したりといったぐらいです。

次世代機PS5では非常に安定してプレイ出来ますので、PS4版を買ってそのままお蔵入りにしている方は、是非最後まで遊んで欲しいなと思います。

このゲームは建物の中まで作り込まれていたり、フィールドが多層になっていて探索が楽しいです。こんな場所あったんかみたいなところがたくさんあります。発売から期間が経過していることもあり、セールで安くなることも多いので、そういったタイミングで購入してみてはいかがでしょうか。

今後発売のゲームは動作に関しては安定するのではないか

今回挙げたタイトルはどれも発売前の期待が高すぎて、炎上してしまいましたが、どのタイトルも発売当時にはかなり先進的なことにチャレンジしたタイトルばかりです。

最後に挙げたサイバーパンク2077は、恐らく新しいことにチャレンジするための先進の開発環境が安定せず発生した不具合ではないでしょうか。PCとPS4で同時発売ということで、基本的には最新のPCで動作するように制作されていたと思われます。それをPS4の性能にあわせてCGレベルをフレキシブルに落とすような処理がされていました。その処理がうまく動かず人物の顔がのっぺらぼうみたいになったり、暴走気味に動いていたような感じでした。私は一旦それらは気にせずプレイしていましたが。。

ゲーム開発費は高騰しており、複数のハードにあわせて作り込むのはコストがかかります。この部分を最適化するための開発環境整備はゲームメーカーにとっては大きな課題だと思いますが、大手ゲームメーカでも一筋縄でいかないということでしょう。

今最先端のPS5やXbox SeriesXはPCに非常に近い作りですし、それらにあわせてアンリアルエンジン5というゲーム開発プラットフォームもありますので、今後はマルチプラットフォーム対応に関する限度を超えたバグは、比較的少なくなるのではないかと期待しています。

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