欧州マツダにて新型CX-5が発表されました。
日本での発売は2026年と少し先ですが、今回発表された新型CX-5は日本でかなり売れそうだと感じます。
CX-5の内外装はあいかわらず素晴らしい
最近のマツダ車の内外装は価格帯を超えた内容で、コスパが非常に高いのが特徴です。
新型CX-5についても、非常に満足度の高い内容になっています。
特に目立ったところでは、フロントモニターが15.6インチと非常に大型のものが採用されています。

これまでのマツダ車はダッシュボード上の運転視点の変化が少ない位置に、モニターを設置していましたが、流行に押されるかたちなのか、ダッシュボード手前に大型モニターを設置しています。
手前に設置されたことで、新型CX-5ではタッチパネル式となり、直接画面上で操作を行います。

フロントメーターパネルはフル液晶となり視認性も高そうです。どの程度カスタマイズできるのか気になるところです。
内外装の質感はあいかわらず高く、価格以上の価値を感じられる車になるのではないでしょうか。
全長が拡大したことで後部座席空間はCX-60以上に
新型CX-5は全長4,690mm/全幅1,860mm/全高1,695mmと、現行CX-5よりも少し大きくなっています。特に全長が4,575mmから115mm拡大したことで、後部座席の足元空間はCX-60以上に広くなっているようです。(海外先行レビューより)
以下の動画を観ても、明らかに現行CX-5よりも広いなと感じます。
こうなってくるとラージプラットフォームって何なんだ?という感じがしますが、CX-5は前輪駆動(FF)車となっており、安定感では後輪駆動(FR)車のラージに軍配が上がりそう。
仮にトヨタが新型CX-5を発売するとなれば、恐らく上位車種のCX-60よりも安っぽい部分を残したりすると思いますが、マツダは関係なく上位車種を食いにいく勢い。
ラゲッジスペースの使い勝手も上がっているようですし、全長拡大の恩恵は大きそうです。
新型CX-5の残念ポイントになるか?物理ボタンの廃止

海外の先行レビューでも残念なポイントに挙げられているのが、物理ボタンの廃止です。
フロントに大型液晶モニターを設置し、エアコン操作等のボタン類をモニター内に変更し、物理ボタンの多くが廃止されました。
マツダ車の良い点として、押した時の心地良いクリック感がある、物理ボタンは高級車のような質感で、所有満足度に繋がっていただけに、廃止されると他社との差別化ポイントが減ってしまいます。
耐久性のある物理ボタンは高コストなため、液晶モニターに代替するのは理解できますが、マツダ車好きには寂しいですね。
自動車にあまり詳しくないユーザーからは、ダッシュボードに液晶モニターが並んでいるほうが、高級な内装だと認識されているようです。
実際にはただモニターを並べるほうが低コストなはずで、マツダとしてはこだわってお金をかけて内装を作りこんでも、ユーザーからはモニターだらけの方が高級だと認識されるのではたまったものではないでしょう。
新型CX-5でボタンを廃して大型モニターを設置したのも、仕方のないことだなと思います。
日本発売時にはディーゼルエンジンモデルが欲しい
欧州の新型CX-5にはディーゼルエンジンモデルはありません。
欧州では厳しい規制の影響もありディーゼルエンジンモデルは売りにくい状況ですが、日本発売時にはディーゼルエンジンモデルをラインナップしてほしいところ。
CX-5に搭載されている、2.2リッターディーゼルは非常に良いエンジンですので、このモデルが廃止されるのはもったいないです。
米国ではまだまだディーゼルは人気ですので、日本と米国モデルにはディーゼルモデルが出てほしいですね。
日本発売は2026年と少し先ですが、発売されれば確実に売れそうです。後は価格帯がどの程度になるのか次第ですかね。春頃発売だと良いな。