自動車盗難追跡に使用済スマホや子供見守りグッズを活用する

文化

自動車の下取り価格高騰中で盗難リスク増大

ここ数年は自動車の納期が半年以上という状況が一般化しています。新車の買い替えタイミングとしては車検時期が多いと思いますが、これだけ納車期間が長いと車検が切れるタイミングに納車が間に合わないといったことも発生します。そこで購入後すぐに納車が可能な中古車の需要が高まっています。この状況は世界的に発生しており、人気の日本車は高く売れる海外にわざわざ移送して販売したり、部品も不足して需要が高まっていることから、部品の状態で海外へ移送して販売されます。

そうなるとまともに買い取る中古車ディーラーだけではなく、当然盗難して高く売りさばこうという輩も増えるということで、盗難リスクはかなり高まっています。特に盗難リスクが高いランドクルーザーやレクサス、20年近く経過している旧車(特にスポーツカー)が危険で、そういった車のオーナーは盗難防止をしっかり実施しているかと思いますが、それでも盗難されてしまうということでイタチごっこです。しかも最近では部品状態で売ることが目的の場合、外装の多少の傷は関係無いとばかり強引な方法で盗難されるケースも多いです。

盗難防止は予防措置として必須ですが、盗難された後の追跡手段も考慮した方が良さそうです。

盗難保険はあるがほとんどは意味無し

自動車保険には盗難保険がついていますが、盗難のターゲットになるような車は、保険会社が設定する車両価格と価値が釣り合わない車種だと思いますので、盗難保険での補償は気休め程度にしかなりません。

特に旧車は車両価値が0円に限りなく近く設定されるので、特殊な保険にでも入らない限り意味が無いです。

盗難後の追跡手段その1 使用済スマホ活用

やはり最後の砦として、盗難されてしまった後の追跡手段を用意しておくのが良いと思います。最近の車ですと車両位置情報などを取得するサービスが搭載されていますが、トヨタなどのメーカー純正のコネクテッドサービスなどは、盗難犯も仕組みを把握しているため、解除される恐れがあります。そういった機能でスマホで位置確認できるからと安心していると、いざ盗難にあった際に位置情報が取得できない。といった事態に陥るかもしれません。

ということで、使用済みスマホを活用して、車の位置情報を取得できるよう仕掛けておくことをおすすめします。

セットする位置などは盗難犯がすぐに見つけられない位置に上手くセットしましょう。バッテリーが切れないように、セットしたスマホにうまく給電する必要があります。スマホは見えにくい位置に隠すようにセットしましょう。

スマホにはGoogleやiPhoneのお子さま設定を行いましょう。

お子様の位置情報を確認、管理する - Google For Families ヘルプ
保護者は、お子様の Android デバイスの位置情報の設定を変更することができます。該当する位置情報の設定をオンにすると、ファミリー リンク アプ

また設定した範囲外に出た際に通知する、お子さま見守りアプリもインストールし、あらかじめ家から一定範囲を設定しておきましょう。

スマホの回線は0円で維持できるpovoがおすすめです。(使い続けるには一定期間内に一度は課金が必要です。)

盗難後の追跡手段その2 子供見守りグッズを活用

その1のスマホよりも見つけにくい方法が良いという場合は、子供見守りGPS端末がおすすめです。1回の充電で1ヶ月ほど持ちますので、定期的に充電して目立ちにくい場所に隠してセットしましょう。

こちらは500円/月程度の利用料が必要です。中国製の安い製品もありますが、GPS精度を考えると少し高いですがKDDIのサービスが無難かと思います。

Amazon.co.jp

最初に書きましたが車両盗難グッズは必須

盗難後の追跡手段として2つの例を挙げましたが、最初にも書いた通り車両盗難グッズを可能な限り施すということが基本です。そのうえで最後の砦として盗難後の対策案を今回紹介しました。

車両専用の盗難対策は犯人も熟知していますので、少し変わった対策を施すことで犯人の目を誤魔化すことができるのではないでしょうか。

人気車や旧車オーナーの方に少しでも参考になればと思います。

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