電話に出る前に用件を確認できる
Googleが発売するスマホPixel(ピクセル)で利用できる、「通話スクリーニング」という機能があります。勧誘などの迷惑電話や詐欺犯による電話を防止できるため、子供や詐欺被害が心配な高齢の両親などに持ってもらうスマホには、この通話スクリーニング機能が有効です。
通話スクリーニング機能とは？
「通話スクリーニング機能」は、現時点(2022年5月)ではGoogleが販売するPixelシリーズの一部機種でのみ利用可能な機能ですが、将来的には他のAndroidスマホでも利用可能になるかもしれません。Pixelに搭載されてから1年程度は経過していますので、早くAndroidの標準機能になって欲しいところ。
上の絵のように電話が着信した時に、たとえば連絡先に載っていない番号からの着信ですと、電話にでるかどうか迷う場面は結構あると思います。そんな時に「通話スクリーニング」機能を使うと、GoogleのAIが相手に用件をたずねてくれます。そして返答内容をテキストで通知してくれますので、その内容を確認したうえで電話に出るか、追加で質問をするか、または怪しい電話だと判断した場合は、迷惑電話だということでそのまま通話を終了することも出来ます。通話スクリーニング機能の詳細は以下の公式サイトを確認してください。
詐欺の電話の場合、電話にでてしまうといろいろな誘導を仕掛けてきて、特に高齢者の方ですと判断が鈍り騙されるというケースも多いと思います。着信前に対応してくれる通話スクリーニング機能は心強いです。
これから購入するならPixelスマホがおすすめ
子供や両親にあたらしいスマホを購入するという場合、Androidスマホで探すなら先進機能も備えたPixelスマホがおすすめです。
2022年5月時点ですと、まもなくPixel 6aという機能を少し落として価格を下げたモデルが発売されますので、子供や両親が使うのには最適ではないでしょうか。学生さんですとブランド的にiPhoneを欲しがるかもしれませんが、価格面と機能面を考えるとPixelの方が良い選択肢かなと思います。PCやタブレットもAppleという方は断然iPhoneが快適だと思います。
子供の電話だからと対策を怠らない
子供の電話の場合、勧誘のセールスやオレオレ詐欺とも無縁だからと、電話対策を怠ると危険です。子供が電話に出た場合、たとえば何気ない会話で家族構成や子供本人の情報など、個人情報を巧妙に聞き出そうとされるかもしれません。
スマホの電話着信の設定でまず番号非通知の電話は、着信が鳴らないように設定をしましょう。
そして、先ほど説明した知らない電話番号からの着信は、「通話スクリーニング」機能で対応するように着信操作練習をしておきましょう。
その他、ペアレンタルコントロールやいろいろな対策は必要ですが、子供にスマホを渡す場合は、渡す前に必要最低限の設定を施してから渡すように心がけましょう。
通話スクリーニング機能は非常に有効な機能だと思いますので、標準機能として他のスマホにも搭載して欲しいですね。
