障害時の代替サービスなどを押さえておく
本日2022年7月2日にKDDIのau回線で大規模障害が発生し、まもなく丸1日が経過しようとしていますが、まだ完全復旧の目途は経っていません。
音声通話の交換機障害と発表されていますが、それ以上の詳細についてはまだ分かっていません。
今回はKDDIで発生した障害ですが、他社でも発生する可能性は充分にあります。現在では携帯電話は電気・ガス・水道と同じくライフラインとなっています。このような障害発生時に代替となる手段を考えておく必要がありそうです。
最も代替サービスとして優れているFTTHサービス
今回のKDDIの障害ですが、自宅に光ファイバーのFTTHサービスがある方は、障害が発生していることにも気付いていないのではないでしょうか。WiFiでインターネットは可能ですし、電話もFTTHサービスに付属する電話サービスで対応出来ます。
無線通信の携帯電話と有線通信の光ファイバー、両方備えておけばなんらかの障害や災害にもどちらかで対応出来るという状態にできそうです。
ただし、FTTHサービスは外出時の代替手段にはなりません。そちらについても考えておく必要がありそうです。
外出時の携帯電話回線の代替手段はプリペイドSIMが良い
日本国内で利用可能な携帯電話回線はNTTドコモ、ソフトバンク、KDDI、楽天モバイルの4社です。店舗にあるWiFi回線などは一旦考えないものとします。格安SIMのMVNOサービスはこの4社のいずれかの回線を利用しています。
まず、自分が契約している回線が4社のうちのいずれの回線を利用しているのか、しっかり把握しておきましょう。
たとえばPOVOを利用している場合はKDDI回線になります。代替手段として準備すべきはそれ以外の会社の回線となりますが、楽天モバイルは利用可能エリアの面でまだ不安ですので、NTTドコモかソフトバンク回線が無難です。
非常時の代替回線として、eSIMの回線を新たに契約するということも考えられますが、即日契約を謳っている場合でも、実際には利用開始まで時間がかかったりします。
ですので、コンビニで購入ができ、契約行為も不要なプリペイドSIMが良さそうです。しかし、利用中のスマホがSIMロックがかかっていないことが条件となります。
SIMロックがかかっていると、利用中の携帯電話キャリアの回線としか通信できませんので、NTTドコモやソフトバンク回線のプリペイドSIMを買っても利用できません。
障害が発生してからSIMロックを解除することはできない可能性が高いため、事前にSIMロックがかかっていない状態にしておく方が、万が一の時には安心です。
ただし、プリペイドSIMは電話回線での音声通話ができないため、LINEやIP電話で通話することになります。また、月額契約と比べると容量に対する価格はかなり高いです。障害発生時の一時しのぎとしては、mineoプリペイドSIMの200MBが200円と安くて良さそうです。
障害が発生しないサービスなど存在しない
どのようなサービスでもなんらかの障害は発生します。障害発生時に慌てないよう、リスクを考慮して事前に準備しておきたいところです。
インターネットや電話は災害時にも重要なライフラインとなりますから、バックアップについてはよく考えておいた方が良さそうです。