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おすすめ本「RPGのつくりかた」メタファー制作陣を追った軌跡

文化

2024年10月11日に発売されたRPG「メタファー:リファンタジオ」のプロデューサ、橋野桂氏への7年間の取材により完成した「RPGのつくりかた-橋野桂と「メタファー:リファンタジオ」」が2024年12月23日に発売されます。

メタファー:リファンタジオは現在プレイ中で50時間ほどプレイしましたが、旅をしている感があり非常に楽しいゲームです。

そんな、メタファー:リファンタジオがどのように作られたのか。この本を読めば橋野桂氏のゲームづくりへの考え方や手法が学べるはずです。

メタファーの設定資料も収録

メタファー:リファンタジオの設定資料なども収録されているようで、ゲームをクリアしてより深く知りたいという方にもおすすめです。

上の画像はゲーム内に登場する乗り物「鎧戦車(がいせんしゃ)」のイメージですが、実際のゲームでの鎧戦車よりも生き物っぽい感じがします。

ゲームクリア後に読むと、より楽しめそうですね。

現在公開されている仮目次は以下

仮目次で変更されるかもしれませんが、以下の目次だけ見ても気になるところが多く、早く読みたいです。

第1章 はじまり――「世界が変わるかもしれないという錯覚をもってほしい」

第2章 橋野桂とアトラス――「「おもしろくなきゃ、しょうがねえじゃん」という、クリエイティブに対する気質は、あまり変わってないかな」
証言1 副島成記(キャラクターデザイン)――「キャラクターを、キャラクターとして愛してほしい」

第3章 ディレクションの技法――「これがRPGの設計図そのものですね」

第4章 物語をシステムに落とし込む――「ベタな王道の物語に、自然となったんですよ」
証言2 田中裕一郎(シナリオ)――「もう直せなくなってしまってからこそ、直したい部分が一番わかるものなんです」

第5章 なぜ、削らなければいけないのか――「全部が一貫していると、うれしくなるじゃないですか」

第6章 こだわりの筋を通した、集大成――「結局は筋が通るかどうかなんですよ」
証言3 後藤健一(バトル)――「プレイヤーが「死ぬかも」と思ってて、殺されないのが一番なんですよ」

第7章 「おもしろさ」を実装する――「プレイヤーが次々にそのゲームの中でやりたいことをひらめいていく」

第8章 通し、とんち、一貫性――「「諦める」か「作業する」か。その二択の「あいだ」をどう捻り出せるか」
証言4 木戸梓(日常)――「『ペルソナ』シリーズで愛されてきた部分は、外さない」

第9章 正式タイトルは『メタファー』――「いまが、一番クオリティが上がる時期ですから」
証言5 伊勢幸治(UI)――「「気持ちよくする」の部分が、うまくできたかなという実感があります」

第10章 JRPG3・0を目指して――「時代感覚に合わせた、今のJRPGのつくり方みたいなものを模索したい」

ゲームクリエイターだけではなく、例えば会社でなにか企画するような場合にも役立ちそうな知識が習得できるような気がします。

「メタファー:リファンタジオ」と「RPGのつくりかた」おすすめです

冒頭にも書きましたが、ゲーム「メタファー:リファンタジオ」は旅をしている感が非常に楽しいゲームで、ぜひ遊んでほしいタイトルです。

そして、クリア後に「RPGのつくりかた」を読んで、振り返るのが楽しそうです。

アトラスがファンタジーRPGを制作すると発表してから、8年かかって完成した「メタファー:リファンタジオ」。このゲームを遊んでいると何回もシナリオを練り直したんじゃないかなと感じる点が多いです。

この8年間に新型コロナもあり、現実世界もかなり変化しました。

ゲームのひとつのテーマである選挙についても、現実世界で起こっていることが反映されています。たとえば東京都知事選であった売名目的の立候補など、ゲーム内でも同じようなシーンがあります。

これらが現実からのフィードバックなのか、ゲームが先に作られていて現実でも起こったのかは分かりませんが、現実世界とのつながりを感じられるゲーム世界やストーリーが面白いです。

大統領選挙の直前に発売したのも狙ってのことでしょう。(衆議院選挙は偶然でしょうが)

いろいろなこだわりを感じるメタファー:リファンタジオ。このゲームがどのように作られたのかを知ることができる「RPGのつくりかた-橋野桂と「メタファー:リファンタジオ」」今から楽しみです。

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