日本シリーズチケットがまた高額で不正転売。マイナ紐付け対策導入を

文化

不正転売で本来のファンが観戦できず

プロ野球の日本シリーズチケット転売が問題になっています。野球ファンにとって非常に深刻な問題です。なぜなら、チケットを正規の価格で購入したい人が、高額で転売されたチケットを買わざるを得なくなるからです。

チケット購入の際もプロ野球観戦に興味の無い、転売だけが目的の人たちも販売サイトに殺到することで、本来のファンの方や野球好きの子供たちがチケット購入できないという自体になります。

日本シリーズでは入場時の本人確認を行うとアナウンスされていますが、入場時に徹底できるのか。また不正転売チケットを持った入場者を本当に入場拒否できるのか。がポイントとなりそうです。

チケット不正転売対策にマイナンバー紐付けを

2023年9月よりデジタル庁は、観戦チケットの転売対策にマイナカードを利用する検証をはじめています。日本シリーズに間に合わなかったのは残念ですが、是非実現して欲しいところです。マイナンバーと情報を紐付けるのは不安だ。といった声も出そうですが、不正転売で被る不利益を考えれば、有効活用して本来のファンが適正価格で購入できる環境を整えることが重要です。

不正転売で生計を立てている方はこぞってSNSなどで反対意見を出すでしょうが、うまく仕組み作りを進めて欲しいところ。マイナカードが無い外国人対応など、不正転売者がすぐに思いつきそうなツッコミポイントには対応できる仕組みをなんとか作っていただきたい。

マイナンバーによる不正転売防止で考慮いただきたいこと

マイナンバーによる不正転売防止ができれば、喜ばしいことですが、同時にチケットがマイナンバーに紐づくことで不便になる点は当然あります。

特に、体調不良等により友人にチケットをゆずるということができません。紐付けにより自由度が犠牲になる代わりに、可能な限り直前までキャンセル返金が可能な仕組みにして欲しいです。キャンセル分は即、当日販売に回せるような形が良いと思います。

マイナンバーとの紐付けにより不正転売防止だけではなく、地域限定の販売などにも活用して欲しいです。例えば、キャンセル分の当日販売は、会場付近の地域限定で抽選販売するなど、マイナンバーと紐づくことでいろいろなかたちでの販売ができそうです。

業界は不正転売問題に対策を

昔から野球チケットの不正転売は問題となっており、一定の対策は講じられていますが、いまだに高額転売で取引されているところを見ると、対策が有効に働いていないのではないでしょうか。本腰を入れないと、プロ野球ファン離れは一層加速するでしょう。

プロ野球に限らず様々な業界で問題になっており、なにも対策をしないことでファンが不利益を被っていることはしっかり認識するべきです。

また、不正転売されたチケットを購入することも控えましょう。どうしても観戦したい気持ちは分かりますが、その利益が次のチケット購入の原資になります。不正転売チケットは対策され、入場を拒否される恐れもあります。絶対購入しないようにしましょう。

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