公式スピンオフ三体Xが2022年7月6日発売
中国の作家、劉慈欣(りゅう じきん、リウ・ツーシン)氏の超大作SF小説三体をもっと日本人に読んで欲しい、と先日以下の記事を書きましたが、その三体の公式スピンオフ作品「三体X」が2022年7月6日に発売されます。

世界で爆売れ「三体」日本でももう少し盛り上がって欲しい
「三体」というタイトルで損してるかも。。中国の作家、劉慈欣(りゅう じきん、リウ・ツーシン)氏の超大作SF小説をご存知でしょうか。アジアの作家で初のヒューゴー賞を受賞しています。普段から小説を読まれる方やSF小説が好きな方...
三体Xの作者は中国のSF作家の宝樹(バオシュー)氏で、この三体Xは二次創作作品として執筆されましたが、これを公式のスピンオフ作品として出版することになりました。出来が良くなければ公式として出版されるわけもなく、期待が高まります。早く読みたい。
三体の本編を読むまでは、本作のあらすじも見ないように
三体Xは三体の第3部では語られなかった物語にフォーカスして作られた作品です。三体Xの販売ページにはこの物語の簡単なあらすじが書かれていますが、ぜひ三体の第3部本編を最後まで読むまでは見ないで欲しいなと思います。
三体は日本でもSF小説としてヒットはしていますが、私はもっと読まれて欲しい作品だと思います。三体X発売を機に三体本編がもっと売れてほしいです。周囲に読んでいる人が居らず語れないのが寂しいです。アニメエヴァンゲリオンのように、語りたくなる作品なのです。
先入観なしに読んでいただきたいので、ここでもグッとこらえてネタバレなしです。
ちなみに、読書が苦手な方はオーディオブックでも三体は販売されています。ジムでトレーニングしながらや、ウォーキングしながら楽しめておすすめです。

Spotifyも参入のオーディオブックを一度試してみてほしい
耳で読書するオーディオブックの利点ストリーミング音楽の大手Spotifyがオーディオブック事業に参入すると発表しました。日本でオーディオブックを利用するには、アマゾンの「Audible」やオトバンクの「audiobook.jp」な...
とにかく第1部の後半まで読めば後は、先が気になって仕方なくなると思いますので、是非機会を見つけて読んでみてください。

三体X 観想之宙
アジアに初めてヒューゴー賞をもたらし、世界で2900万部、日本でも63万部を売り上げた『三体』三部作を、劉慈欣を敬愛する中国新世代のSF作家・宝樹が受け継いだ。謎のすべてが明かされる公式スピンオフ! 太陽系侵略をもくろむ三体文明の懐に、人類のスパイを送るという「階梯計画」の主人公となった孤独な男・雲天明(ユン・ティエン...