劇場版スラムダンクは宮城リョータの物語
ネタバレが少し含まれます。劇場版スラムダンクをまだ観ていない方は閲覧しないでください。
遅ればせながら劇場版スラムダンクを観ました。私的には最高の出来だったと思います。原作マンガには無いオリジナルエピソードもかなり含まれており、試合シーンはかなり気合いが入っていて、本物のバスケの試合かそれ以上の迫力です。バスケ経験者の方も手に汗握るって感じで観れるのではないでしょうか。
公開前の情報からTHE FIRSTのメインは宮城リョータとなることは予想していましたが、ここまでガッツリメインを張るとは思っていませんでした。
スポ根度が増したスラムダンク
原作マンガは試合中にもギャグシーンがコミカルに描かれますが、劇場版では抑え気味でスポ根度が増しています。これは賛否あるかもしれませんが、劇場版は時間も限られていますし、このぐらいでちょうど良いかなと思いました。
山王戦は初期の原作マンガで25巻から31巻まで費やしており、駆け引きひとつひとつが丁寧に描かれています。それを2時間程度に収めるにはどこかを諦める必要があります。
山王戦では名セリフや名シーンが多く、劇場版スラムダンクでもすべては描かれていません。これはあえて省略したのでしょうか?
劇場版スラムダンク円盤では山王戦に追加要素を
劇場版スラムダンクは公開前に情報があまり公開されませんでした。劇場に足を運んだ方も本当に山王戦が描かれるのか?試合終了まで描かれるのか?オリジナル要素はあるのか?
と、ハテナマークだらけで鑑賞されたかと思います。
結果的には山王戦のラストまで描かれました。しかし、山王戦での名セリフや名シーンで、描かれていないところが多すぎる!というのが仕方がないけど残念な点です。
劇場版スラムダンクの円盤(ブルーレイなど)には、追加要素として試合部分を延長して収録して欲しいです。流川の「北沢?沢北じゃねーかどあほう」や安西先生が花道と流川に震えるシーンも劇場版にはありませんでした。
CGアニメには違和感無し
いろいろ書きましたが劇場版スラムダンクは面白かったです。
CGアニメに嫌悪感を持っている方は、恐らくスラムダンクも受け入れがたいかもしれませんが、CGでないと試合シーンはあのクォリティにはならなかったでしょうし、私は技術の使い方、魅せ方は非常に上手いなと感じました。