シリーズの転換点としてのVer.11.0.0
『スプラトゥーン3』発売から3年半、突如として発表されたVer.11.0.0アップデート。2026年1月29日に配信されます。
これは単なる調整ではありません。開発側が「最終研磨」と呼ぶこの更新は、シリーズが抱えてきた「競技性の本質」に踏み込む、極めて戦略的なアップデートです。
本記事では、このアップデートが新作スプラトゥーン4への布石であると考え、具体的な変更点から読み解きます。
当たり判定の再構築:ジャイロ操作の「補助輪」撤廃
最も衝撃的な変更は、キャラクターの「当たり判定(ヒットボックス)」の刷新です。
これまで、見た目以上に大きく設定されていた判定は、ジャイロ操作に不慣れなプレイヤーへの配慮でした。
しかし、スプラトゥーンの歴史10年を経て、プレイヤーの技術が成熟した今、その優しさは「隠れているのに当たる」という理不尽なノイズになっていました。
今回の変更は、「見た目通りの判定」への回帰です。
イカ状態の判定はスリム化され、逆にメインウェポンの攻撃判定は拡大されました。
これにより、「避ける快感」と「当てる納得感」の両立を目指した、より純粋な技術勝負の場へと進化します。
新システム「イカフロー状態」:アリーナシューターへの進化
新要素「イカフロー状態」は、スプラトゥーンを「陣取りゲーム」から「ハイスピード・アリーナシューター」へと変貌させます。
連続キルなどで発動するこの状態では、機動力とアクション性能が限界突破。
特筆すべきは、移動時に自動で足元塗りが発生する点です。これにより、敵陣深くへの強引な切り込みが可能になります。
一方で、フロー状態のプレイヤーを倒すとリターンが大きい「バウンティシステム」も導入され、リスクとリターンの熱い駆け引きが生まれます。
情報の透明化:残り体力の可視化
ついにダメージ状況が可視化されました。
味方の体力は常時表示され、敵の体力も条件付きで見えるようになります。
「あと一発!」が確信に変わることで、野良マッチでの連携精度は劇的に向上するでしょう。
イカ状態では体力ゲージが見えなくなるため、ダメージを受けた側は「情報を隠す(センプクする)」という立ち回りが求められそうです。
少し心配なのは、ゲージ表示がプレイの邪魔になったりしないかなという点です。これは実際にプレイして確認してみたいところ。
アップデートVer.11.0.0まとめ

もうスプラトゥーン3に大きなアップデートは来ないと思っていたため、今回のver.11.0.0の発表はかなりうれしいです。
ゲームの本質に触れる部分のアップデートが多く、新作スプラトゥーン4のゲーム性につながる布石ではないかと考えます。
たとえばこれまでのスプラトゥーンでは、チャージャーなどイチ確ブキが暴れて試合がシラケることも多々あります。新作スプラトゥーン4では体力ゲージ付きとなり、イチ確ブキが無くなり、打ち合いで体力を削っていくことがメインになる、といったゲーム性もアリではないかと思います。
私のメインブキ、ダイナモローラーはどうなる?
Ver.11.0.0での気になる点として、私が長年メインで使っているダイナモローラーはどうなるの?という点です。
今回めでたくアッパー修正が入りました。
塗りも広くなり、距離によるダメージ減衰も軽減されます。しかし、インク消費量は大幅増加ということで、これまで以上に一振りに魂を込める必要があります。
ダイナモローラーにとって心配なのが、リッターのあたり判定の修正で、ヒト状態へのあたり判定は広くなるということで、ダイナモがさらにリッターの的になることが予想され、今回のアッパーでどこまで戦えるのか、実際に対戦してみないと分からないといったところです。
まあ、周りがみんなダイナモというのも、あまり良いとは思いませんので、絶妙な調整なのかもしれません。
とりあえず振り逃げしやすいように、スパ短積んでインク消費が悪い部分をごまかすのが良いかも。
ともかくVer.11.0.0楽しみです。

