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参加企業を不幸にする食べログはプラットフォーマーとしてオワコン

経済

食べログが独占禁止法違反

カカクコムが運営する「食べログ」が独占禁止法違反の判決を受けました。カカクコムは不服として控訴していますが、すでにこの判決により「食べログ」の評価はガタ落ちです。

もともと食べログの評判は落ち目であり、今回トドメを刺された格好です。

参加企業の成功がプラットフォーマの使命

プラットフォームビジネスは一定の地位を築くことができれば、非常に魅力的なビジネスです。プラットフォームビジネスとは、個人や企業などのプレイヤーが参加することではじめて価値を持ち、また参加者が増えれば増えるほど価値が増幅する、主にIT企業が展開するインターネットサービスのことである。とWikipediaに記載されているとおり、参加企業が集まることで価値を持つビジネスです。

プラットフォームを運営する企業は、参加企業の成功を手助けすることで、さらにプラットフォームの価値を高めることができます。

食べログは参加企業をないがしろに

食べログがプラットフォームとしてある程度地位を獲得し始めたころから、掲載されている店舗からの悪いウワサが出始めました。また、食べログはプラットフォームビジネスでありながら、口コミサイト的な面もあり、会員企業ではない飲食店もお店の許可無く掲載し、口コミ評価を公開していました。お店からすると勝手に掲載された挙句、悪評まで書き込まれてはたまりません。そんなことから、食べログはお金を払わない非会員店舗には低評価が付くという、根も葉もないウワサまで出てきました。

勝手に掲載した店舗もプラットフォーム上でビジネスを行う企業です。その参加企業がプラットフォームに掲載されたことが原因で、お客が離れてしまい苦しむということになれば、プラットフォーマーとしては問題ですし、結果的にプラットフォームの価値が下がってしまいます。

食べログの場合は挙句に参加企業から提訴され、独占禁止法違反という結果になりました。控訴審で判決が覆ったとしても手遅れでしょう。

グローバルプラットフォーム企業は参加者をリスペクト

プラットフォームビジネスとして身近なのがYoutubeです。Youtubeにおける参加企業はYoutube動画を発信するYoutuber(ユーチューバー)です。

Youtubeの運営は規模が大きすぎることから、完璧からはほど遠いですが、改善に向けて努力を続けています。また参加者であるYoutuberに対してのリスペクトは徹底しており、チャンネル登録者数が多く優れたYoutuberには、特製の記念盾などの品を贈ったりと、Youtubeでの活動のモチベーションを上げる工夫を欠かしません。

そうすることでプラットフォームの価値はさらに高まると、Googleは知っています。プラットフォームビジネスの成功は参加企業の成功。これに尽きるのです。

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