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仕事利用なら完全ワイヤレスよりネックバンド型が快適

その他

完全ワイヤレスを5台ほど乗り換えてネックバンド型へ

Bluetoothイヤホンの主流は左右の本体が完全独立している、完全ワイヤレスイヤホンになった印象です。新製品も完全ワイヤレスイヤホンが多く、他のタイプに比べ圧倒的に売れているのでしょう。

ソニーの例ですと、ここ1年ほどで登場したワイヤレスヘッドホンの新製品は、5月時点までで判明しているもので、以下の製品となります。(ソニー新製品リリース情報より)

  • 完全ワイヤレス型ヘッドホン「WF-1000XM4」 2021年6月
  • 完全ワイヤレスヘッドホン「WF-C500」 2021年10月
  • 完全ワイヤレス型ヘッドホン「LinkBuds」 2022年2月
  • ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM5」 2022年5月
  • 完全ワイヤレス型ヘッドホン「LinkBuds S」 2022年6月

5製品中4製品が完全ワイヤレス型のヘッドホンです。

他社も似たような感じのリリース状況だと感じます。昔に比べると技術も進歩しており、有線タイプにも引けを取らないような高性能です。

私は結構早い段階から完全ワイヤレスヘッドホンを利用しており、5台ほど乗り換えましたが、現在はネックバンド型のワイヤレスヘッドホンに回帰しました。

ネックバンド型がどういった場面で有効なのか、私の使用用途ではネックバンド型が満足度が高かったということで、これからワイヤレスヘッドホンを購入検討されている方は、どのタイプを購入するのが良いかの参考になればと思います。

完全ワイヤレス一番の不満は落として失くすこと

完全ワイヤレスヘッドホン5台を乗り換えて使っていた間に、片耳の本体だけ落として紛失したことが2回あります。うち1台はソニーのWF-1000XM3で、そこそこ高額な製品だけに結構凹みました。

落としただけなら拾えば良いのですが、外そうとした時に落としてそのまま道路の側溝に落ちてしまって拾う事ができませんでした。この不満点だけは、いくら性能が改善されても完全ワイヤレスについて回る問題です。

完全ワイヤレス本体だけだと持続時間が短い

完全ワイヤレスヘッドホンはケースで充電することが前提ですので、本体だけだとバッテリーの持続時間は短いです。かなり性能向上しており、音楽再生だけですと10時間に届きそうな性能になって来ていますが、例えばマイクを使用したりといった用途ですと、やはり本体のみですとかなり短いです。

マイク性能もかなり上がっていますから、WEB会議利用なども考えている場合は、バッテリーについては考慮しておいた方が良いです。

完全ワイヤレスは耳から外す時にケースが必要

耳から一時的に外す場合にもケースに収納する必要があります。そのままポケットに入れるのもありですが、紛失リスクを考えるとケースに収納しておきたいところ。

ソニーのLinkBudsシリーズなど外音取りこみが得意な製品は、外さなくとも駅のアナウンスなどが聞こえるので、一時的に外すシーン自体が少ないとは言えますが、しかし、仕事中などずっと装着している訳にはいきませんし、対面で話しをするときは外音取りこみで聞こえるといっても、耳に装着したまま話すのはマナー的に問題があります。

完全ワイヤレスは周囲から独り言をしゃべっているように見える

たまに自転車で通話しながら走っている方がいますが、完全ワイヤレスヘッドホンだと大きな声で独り言をしゃべりながら自転車を漕いでいる人にしか見えません。

社内でもWEB会議をしているのか、独り言なのか一瞬判別しづらいです。最近はそのような光景にも慣れてきましたが、やはり近くでいきなり話し出すといまだにビックリします。

上記のような事からネックバンド型に回帰した

完全ワイヤレスヘッドホンで困ったことをいくつか挙げましたが、こういったことからネックバンド側のワイヤレスヘッドホンに回帰しました。

以下のような方はネックバンド型がおすすめだと思います。

  • 音楽を聴くだけではなく通話利用も多い
  • 会社の中で利用する機会が多い
  • 長時間連続でWEB会議で利用する
  • WEB会議と対面のハイブリッドである
  • ジョギングなど運動中に使用する

ネックバンド型は私が今使っているAnker「Soundcore Life U2」の場合、最大24時間再生ですので、朝から夕方までWEB会議をしていても、まだ電池は充分残っているような感じです。また、会議をしているかどうかが周囲からも分かりやすいですし、話しかけられた時も耳から外して、首からぶら下げておけるので楽です。

また、運動時には完全ワイヤレスの方が、コード類が無くて良さそうな感じですが、実際ジムなどで利用したところ完全ワイヤレスは私にはイマイチでした。ネックバンド型の方が落とす心配がなく安心です。

ネックバンド型イヤホンの不満点

ネックバンド型イヤホン最大の不満点は高級機が少ないことです。1万円以下のコスパに優れた製品は多いのですが、最高性能を求めたような製品で満足できるものが無いです。

ソニーのWI-1000XM2が高級機種の部類で、性能面でも満足度は高そうなのですが、ソニーの完全ワイヤレス新製品が続々登場している中、このWI-1000XM2は2019年に発売された製品で、以降同シリーズの新製品はありません。他社でもネックバンド型の高級機で良さそうなものはなく、どうしても1万円以下でコスパ性能が良いものに注目してしまいます。

高級機は完全ワイヤレスヘッドホンという印象が付いてしまっているのでしょうか。

上記のような不満点はあるものの、上に書いたようなネックバンド型をおすすめするシチュエーションでの利用を考えている方は、完全ワイヤレス一択ではなく、他のタイプも検討してみてはいかがでしょうか。

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