社会で楽しく生きていくために必要なこと
私がよく観る料理系Youtubeチャンネルのリュウジさんが、令和5年度のバンタン卒業式の祝辞スピーチに登場しました。リュウジさんの料理レシピは簡単な物が中心で、私も非常にお世話になっています。
内容に関しては以下の卒業式のスピーチ動画を観ていただければと思いますが、社会に出て楽しく生きていくための気付きがあるんじゃないかなと思います。
バンタン卒業式は祝辞に良い人選をしますね。昨年は経済学者の成田悠輔さんが登壇し、ニコニコ笑いながら没落しようというスピーチで、現在まで再生数もかなり伸びています。
リュウジさんと成田さんの祝辞の共通点は、成功を夢見ている卒業生に成功だけが人生じゃないよ、もっと大切なものがあるんだよ。と言ってくれているような気がします。
成功に向けて努力する必要が無いとは言いませんが、変化が激しい時代で自身がどう考えて生きるのか。ひとつの考え方として意識しておけば、トラブルに巻き込まれた時でも「意外になんとかなる」と考えられるのではないかなと思いました。
成功って何だろう?
人生の成功って何でしょうか?お金を儲けて楽して生きること?組織のリーダーになること?一生好きなことをして生きること?
成功について考えさせられる有名な例え話があります。簡単にどんな話か抜粋しますと。
ある南の島の美しい浜辺でバカンスをしている富豪が、一匹の魚を持って海から上がってくる青年に話しかけます。
富豪「一匹しか釣れなかったのかい?」
青年「今日は一匹あれば充分なんだ」
富豪「まだ早朝だしもっと頑張ればたくさん釣れるんじゃないか」
青年「たくさん釣ってどうするの?」
富豪「釣れた魚を売ってお金儲けをするんだ」
青年「お金を儲けてどうするの?」
富豪「そのお金でかまぼこ工場を作りもっとお金を儲けるんだ、そのお金で工場をたくさん作るんだ」
青年「工場をたくさん作ってどうするの?」
富豪「工場をたくさん作ってたくさんお金を儲ければ、私のように南の島のきれいな浜辺で昼寝をして、夜は綺麗な星を眺めながら毎日のんびり暮らすことができるんだ」
青年「なんだ今の生活と変わらないじゃないか」
というお話しで、富豪が一生かけて稼いだお金で実現した生活は、南の島の青年にとっての日常生活ということで、お金を稼ぐことが幸せなの?という問いかけになっています。
これから社会に出られる学生さん、すでに社会に出て居られる方、自身にとっての幸せって何だろう?一度見つめなおしてみても良いのかなと思いました。