車間距離が短い人は運転が下手なだけ
先日ワンボックスカーの後ろをベタベタにくっついて入っているポルシェを街で見かけました。車好きからすると憧れの車ポルシェが、ワンボックスカーの腰巾着のようについて走っているのを見てしまうと非常に残念な気分になります。
やはり、高級スポーツカーは他とは相容れない感じで、優雅に走っている方がカッコイイですよね。
何故、適正な車間距離が保てないドライバーが世の中には多いのでしょうか。先を急いでいる?前の車を煽って楽しんでいる?心が病んでいる?どうもそれだけでは無さそうです。
見出しに結露を書いていますが、ただ単に車間距離が短い人は運転が下手なだけだと思われます。
運転が上手い人は視野が広い人
二択質問で運転が上手い人とは?「視野が広い人」「視野が狭い人」と聞いたら、100人中全員が「視野が広い人」が運転が上手い人だと回答するはずです。
運転が上手い人は上の写真のように周囲全体を視野に入れて運転をしているはずです。前に大きなトラックが来ると運転がしづらいと感じるのは当然でしょう。
一方運転が下手な人は視野が狭く、前の車の後部ばかりを見て運転しています。周囲の状況を見ていないので変化への対応が遅れ事故が多いです。
前車の後部を見て運転していますので、前車から離れることが不安で自然と車間距離が短くなります。
逆に運転が上手い人は車間距離が近いと周辺の視野が狭まるため、自然と車間距離は一定間隔に開きます。トラックなどの大型車が前に居る場合はさらに広くなるでしょう。
後車が車間距離が短い場合の対処法
後ろの車の車間距離が短い場合。まず意識すべきは後車のドライバーは運転が下手なはずなので、自車は急な変化を起こさないような運転をする。
またバックミラーの視界に入って気になる場合は、後ろを確認する必要が無い状況でしたら、バックミラーを明後日の方向にずらして視界に入らないようにすると運転の邪魔になりません。
ずっと一本道が続く場合は、後続車を先に行かせることも考慮した方が良いです。とにかく運転が下手な車には近づかないのが身の安全を守る鉄則です。
後ろの車間距離が近いと、イラっとされる方も居られるかもしれませんが、そういった車に遭遇した場合は、視野が狭い運転が下手なドライバーなんだと暖かく見守りつつ、安全運転を心がけていけば、良いカーライフが送れるのではないでしょうか。
【おまけ】左折するのに一旦右に振る謎
交差点で左折する際に、やたらと逆方向の右に一旦振ってから曲がる車を見たことがあると思います。何故あんなに逆方向に振るのでしょうか。
あの現象も運転が下手なことが原因です。
左側面をぶつける事が怖くて右に振ってしまうのです。左折時に左側面が接触するような感覚になるのは、ハンドルの切り方が急なことが原因でしょう。
一般道やサーキット問わず荷重変動が大きい運転は下手な運転です。急ハンドル、急ブレーキ、急アクセルは大きな荷重変動が起こります。
交差点のカーブの形状にあわせてハンドルを丁寧に切れば、左側面が接触するという事はありません。
免許取得後のドライバーが受講できる安全運転講習会などで、教習所のカーブ道路わきの溝に落とす練習をすることがあります。カーブに沿ってハンドルを丁寧に切っていかないと溝に上手く落とせないです。そういう感覚を養う練習としては理にかなっているなと感じました。
左折時に右に振ってしまっている方は、道路の形状とハンドルの切り方を意識してみてはいかがでしょうか。