原作を読め!と思っていたが、先にドラマ観るのもアリ
中国の作家、劉慈欣(りゅう じきん、リウ・ツーシン)氏の超大作SF小説「三体」は、アジアの作家で初のヒューゴー賞を受賞している作品です。
そんな超人気作の「三体」がNetflixドラマとして公開されました。
SF小説が好きな方は「三体」は当然知っているビッグタイトルですが、日本ではそこまで盛り上がっていない印象で、Netflix版「三体」で原作の方ももっと日本でも読まれれば良いなと期待しています。
以前、Netflixで三体がドラマ化されると公開された際に、以下のようにまず原作を読むべきと投稿しました。しかし、公開されたドラマシーズン1を観た印象として、まずNetflix版を観るのもアリかなと思いました。ネタバレは避けつつNetflix版の感想をお伝えしたいと思います。
原作をリスペクトしつつオリジナル要素を織り込み
Netflix版「三体」ですが、原作の要素をしっかり入れながら一部の登場人物などは、ドラマを追いやすくするためにオリジナル要素とされています。かなりスピーディに進む構成となっていて、シーズン1の8話で三体Ⅰは完走して、Ⅱに少し入ったところまで行きます。
さらに三体Ⅲも並行して進みます。
Netflix版は三体をダイジェストで観ているような感覚です。ドラマシーズン1を観てこの物語が気に入った方は、原作を読むことをおすすめします。原作を最後まで読んでも、Netflix版はオリジナル要素がありますので、シーズン2もしっかり楽しめるかと思います。原作を読むとドラマではあまり説明されなかった部分を深く知る事ができるでしょう。
「三体」原作読もうかなと思った方に
Netflix版三体を観て原作を読もうかなと思った方に、ネタバレ無しで読むときの工夫などを書きましたので参考にしてください。
原作は登場人物がほぼ中国人で、人物名が混乱すると思います。そんな時に読みやすくするための工夫をすると物語にすんなり入れます。
今回Netflix版の「三体」を観て、こういうドラマ化もアリだなと関心しました。もっと原作に忠実な方が好みだという方は、WOWOWなどで観られるテンセント版のドラマで映像化されています。こちらはかなりの話数をかけて三体Ⅰをなぞっています。
私はⅠに関してはNetflix版のように、サクッといく方が好みです。深く知りたければ原作を読むということで役割が明確です。恐らくNetflix版ドラマのスタッフも原作に魅了された方々でしょうから、原作からかなり省略して物語を進めるのは、狙ってやっているのではないかなと思います。
Netflix契約している方は「三体」超おすすめですので観てみてください。