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Apple Intelligenceが目指すのはMAGIシステムではないか

経済

Appleは独自の生成AIだけではなく、OpenAIやMETA、Googleとも連携を目指しています。当面は各社のAIを用途に応じて使い分ける形になるでしょう。将来的にはユーザーは意識せず、Apple Intelligenceという機能として各AIを利用することになるのではないでしょうか。

エヴァンゲリオンに出てきたAI「MAGIシステム」

SFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場するスーパーコンピューター「MAGI」(マギ)。このシステムは「メルキオール」「バルタザール」「カスパー」という3つの独立したシステムによる合議制により判断し動作します。

現在の生成AIの大きな課題は、ハルシネーションと呼ばれる間違った回答を正しいかのように回答してしまう点です。これが趣味や遊びの範疇なら笑って許せるところですが、将来人命にかかわるような場面でも利用されることを想定すると、解決すべき大きな課題です。

生成AIに関しても1つの生成AIシステムではなく、MAGIシステムのような合議制AIシステムに向かうかもしれません。Apple Intelligenceも複数の生成AIの組み合わせで、課題解決を目指しているのではないかと予想します。

Appleは各社と連携し生成AIの次のステップを目指しているのかも

Google、Microsoft+OpenAI、Amazon、Metaなどのライバルが、生成AIに関する情報を毎日のようにアップデートする中、Appleはずっと沈黙を守っていました。

そんな中、今年に入りようやく「Apple Intelligence」を発表し、最新のiPhone16に搭載されるA18チップにはAI処理に特化した、Neural Engineを搭載しています。

Appleは各社の技術動向を見ながら、実用的な生成AIの利用についてかなり研究を進めている印象です。独自のAIシステムにこだわることなく、各社との連携を模索しているのも生成AIの欠点を考えれば上手に立ち回っています。

GoogleやMicrosoftはApple同様にハードとソフトの両方を持ち、数歩リードしていたように思えましたが、実用段階でAppleに出し抜かれてしまうのでしょうか。

今後の動きに注目です。

エッジコンピューティングはまだ難しい?

少し話はかわりますが、生成AIの大きな課題として環境問題があります。生成AIを動作させるには非常に大きなコンピューティングパワーがかかります。

生成AIを処理するデータセンターには、nvidiaのサーバーが多く利用されますが、これまでのサーバーとは比べものにならないぐらい高温になります。消費電力も非常に高く、環境負荷が問題になっています。

先日のAppleの発表会でも、Apple Intelligenceの専用サーバは100%再生可能エネルギーで運用すると強調していました。

Appleの最終目標は恐らく、iPhoneなどの端末内で完結するエッジコンピューティングによる生成AIかと思いますが、まだまだ実現できるレベルには無いということでしょう。

ChatGPTは昨年の段階では、50程度の質問に回答するたびに500mlの水を消費するというほど、莫大なエネルギーが必要でした。このままさらに利用が進むと負荷に耐えられません。

より小さなエネルギーで動作するように改善し、最後には端末のみで動作することが必要になります。

生成AIに関しては競争と共創をバランスよく、より良いシステムに育っていってほしいです。

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