PS5はいくら増産しても欲しいユーザーに届かない

経済

PS5の販売戦略を本気で考えるべき

2022年はPS5をがんばって増産しますと、ソニーは意気込んでいます。しかし、いくら頑張って増産しても、本当に欲しいユーザーには全然届かないと思われます。ただ増産するだけではなく、小売店も巻き込んだ販売戦略をきっちり立てないと、いつまでたっても転売屋の妨害からは逃れられないでしょう。

今もときおりいろいろな店舗で抽選方式で販売がされますが、不定期に店舗で販売を実施しても、転売屋のように常に情報を追いかけている人たちにばかり供給されてしまい、本当に欲しい一般ユーザーには、いつまで経ってもPS5は入手できないというイメージばかりが付きます。

円安で転売に拍車がかかる?

PS5の品薄は世界的なものですから、日本で購入したPS5の転売先は海外も含みます。特に最近は円安が進んでいますから、海外への転売メリットが上がっています。PS5の国内価格は49,980円、アメリカでは499.99ドルです。国内で定価購入したPS5を、アメリカで定価で販売したとしても、1ドル130円(2022年6月)で考えると15,000円ほど利益が出ます。(配送料等は考慮せず)

このまま円安が続けば、どんどん国内のPS5は海外に流れていくのではないでしょうか。

小出しせずに在庫を溜めて一斉に販売して欲しい

最初に書いたように、この状況を改善するにはソニーと小売店が協力して、販売戦略を立てる必要があります。

在庫を小出しに販売すると、転売屋が買い占め、転売した利益でまた次を仕入れるというサイクルが確立してしまいます。これを防ぐには、日本全国で一斉に販売解禁日を決めて、一般ユーザーにもしっかり告知したうえで、販売制限付きの抽選販売を実施するのが良いでしょう。

そのためには一定期間PS5の販売をストップし、在庫をしっかりストックしたうえで、一気に放出する必要があります。これをソニー単独で実施するのは不可能ですので、主要な小売店と協力して実施する必要があります。本体が売れないと当然ソフトも売れませんから、このままの状況が続くとサードパーティは保険でPCとのマルチタイトルとして制作する必要が出てきます。そうなるとPS5の特徴をフルに活かしたゲームは出てこないでしょう。

来年の夏、FF16発売までには何とかして欲しい

私は運よくPS5入手できましたが、今だにPS5だから実現できた、といえるほどハード性能を活かしたゲームには出会えていません。強いて言えばPS5に最初からインストールされているアストロプレイルームと、グランツーリスモ7ぐらいです。とはいえ、グランツーリスモ7はコントローラーの仕掛けを除けばPS4でもプレイ出来ますので、PS5特化という感じは薄いです。

来年2023年夏には超大型タイトルのFF16が発売されます。恐らくその前後ぐらいでいろいろな人気タイトルも出てくると思いますので、それまでには本体の不足問題が解決していることを期待したいです。

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