耳で読書するオーディオブックの利点
ストリーミング音楽の大手Spotifyがオーディオブック事業に参入すると発表しました。日本でオーディオブックを利用するには、アマゾンの「Audible」やオトバンクの「audiobook.jp」などが有名どころですが、ここにSpotifyも参入ということで、先行するサービスに対してどのような独自性を出してくるのか楽しみです。
そんなオーディオブックですが、まだまだ一般的に普及しているとは言えません。動画系サービスが普及しており、本を聞くことに時間を割けないという面もありそうです。
オーディオブックは「ながら読書」や「目の休養」に利点
オーディオブックの最大の利点はお風呂に入ったり、釣りをしながらなど「ながら読書」に優れていることです。また、最近のエンターテインメントは目を酷使するものが多いため、目を瞑ってじっくりオーディオブックを楽しむことで、目の休養にもなります。
私はアマゾンの「Audible」しか利用したことがありませんが、オーディオブックが使いやすくなる機能が揃っていて、普通の読書とはちょっと違う感覚で本を楽しめます。
目で読むのと耳で聞くのどっちが良い?いや声を出すが一番
目で読む読書と耳で聞く読書。どっちが良いの?という話しが出ますが、これは読む本の内容やその人の特性にもよると思います。私はどちらにもそれぞれ良さがあり、どっちじゃないとダメというものではないと考えます。
ただ、勉強などで短時間でしっかり記憶したいという場合は、声に出して読むのが一番だと思います。騙されたと思って試してみてください。短時間でしっかり覚えられます。
オーディオブックのおすすめ本
以下でおすすめする本は、目で読んだ後にオーディオブックで読み返したものですが、繰り返し読むならオーディオブックが良いなと思ったものを選出してみました。初見からオーディオブックでもきっと充分楽しめますよ。
サピエンス全史
非常にボリュームのある本です。歴史系の本はオーディオブックでゆったり読むのに適しているのではないかと思います。ながら読みにも最適です。
私がこの本を読んだキッカケは、働き方改革について調べていた際に、人の幸せってなんだろう?と考えていろいろな本を読みあさっていくうちに、行きついたのがサピエンス全史でした。まず人の起源を知るべきだと考え、読んでみたら正解でした。コロナ禍で生活スタイルもかなり変化しましたが、一度原点にかえって考え直してみるのも良いですよ。
ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」「モモ」
ミヒャエル・エンデの超名作です。本で一度読まれた方もオーディオブックですと違う感覚で再度感動を味わえると思います。
はてしない物語というタイトルでピンとこない方も、映画「ネバーエンディングストーリー」の原作と聞けば、ああ!あれねとなるかと思います。あとは児童向けですが、万人に読んで欲しい「モモ」もおすすめ。
ミヒャエル・エンデの作品はオーディオブック化されているものが多くあります。どの作品もおすすめです。
「三体」はやっぱり推したい
以前別の記事でもSF小説「三体」がもう少し読まれて欲しいということを書きました。是非以下も読んでいただきたい。
3部作でかなりボリュームがあるため、読書が苦手な方にはしんどいかもしれませんが、オーディオブックですと入りやすいと思います。中国人の登場人物が多い為、オーディオブックですと人物がこんがらがるかもしれませんが、しかし第一部の後半までいけば、後は先が気になって仕方なくなり、一気に最後まで読み切ってしまうこと請け合いです。
アニメやマンガ、ゲームも楽しいけど、良質な小説には敵わない
このサイトの情報を観ていただければ、私がアニメやマンガ、ゲームも好きなのは分かっていただけるかと思いますが、それでも良質な小説には敵わないと感じることが多いです。
常になにか1冊は常備していないと落ち着かない感じです。
本を読むのはしんどいし。。と敬遠されていた方は、オーディオブックから入ってみてはいかがでしょうか。