VR大本命Meta Quest3が2023年秋登場
スタンドアローン型VRヘッドセットの最新モデル「Meta Quest3」が正式発表され、発売時期も2023年秋に決定しました。価格は税込74,800円からと比較的お手頃な価格設定となっています。
(日本語版)Meta Quest 3 新登場 | この秋リリース
Meta Quest3はPCやゲーム機などと接続せずに、VRヘッドセット単体で様々なVRコンテンツが利用できるのが最大の強みです。
現在、世界で最も売れているVRヘッドセット「Quest2」のアプリも利用可能な、後方互換にも対応しているのも魅力的です。
詳細な機能や性能に関しては2023年9月27日(米国時間)発表予定とまだ先ですが、グラフィック性能はQuest2の2倍程度となっていますので期待大です。
VRヘッドセットは解像度とフレームレートが上がるほど、酔いにくくなりますから、Quest2は酔って遊べないという方も、Quest3なら大丈夫かもしれません。
9月の発表を楽しみに待ちましょう。
Quest3でPS VR2大ピンチか!
Quest3の発売で間違いなく打撃を受けるのは、PS5の周辺機器であるPS VR2でしょう。PS VR2はヘッドセットだけで74,800円とQuest3と同価格です。
利用できるアプリの豊富さでも、現在のPS VR2では勝負になりません。
せめてPS VR2も後方互換が可能なら、アプリ面でも少しはマシだったのかなと思います。
性能面を考えるとPS VR2とQuest3は直接比較する製品ではないかもしれませんが、VR市場自体が小さいため、利便性の高いQuest3に流れると、PS VR2に呼び戻すのは困難でしょう。
PS VR2には期待していただけに、Quest3に少しでも対抗するため、2023年秋の発売までに手を打っていただきたいところ。
とりあえずPS VR2でYoutube 360度動画対応を
PS VR2のアプリの少なさをカバーするために、Youtubeの360度動画は強力なコンテンツです。しかし、2023年6月時点ではYoutubeはシネマティックモードでの再生のみで、VRでの視点移動には対応していません。要はPCのディスプレイで観ているのと同じ状態です。
これに関してはQuest2でも対応しているため、PS VR2でも対応して欲しいところです。
PS VR1の人気作はVR2に移植して
PS VR2は後方互換が無いため、PS VR1のゲームは遊べません。PS VR2ならではの強みを出すにはオリジナルタイトルがもっと必要です。PS VR1の人気タイトルをVR2に移植にして欲しいです。
「ASTRO BOT」や「V!勇者のくせになまいきだR」は名作なので、PS VR2ユーザーの方にも遊んでほしい。
Quest3とPS VR2どっち買う?
2023年秋のQuest3の詳細待ちにはなりますが、VRヘッドセットが欲しい方にとって、どちらを買うか悩ましいところです。
単体で動作するQuest3が多くの方にとっては魅力的でしょう。PS VR2は例えば映像コンテンツならQuest3に負けない!と言えるように充実させるべきでしょう。
UHD-BDの映画やトルネでのテレビ番組視聴など、PS VR2ならではの機能です。またNET FRIXやAmazonプライムなど配信サイトの映像を高品質で観られるのもPS VR2の魅力です。だけに先ほども書きましたYoutube360度動画対応はしてほしいところです。
もしもQuest3が映像コンテンツにも力を入れてきたら、死角が無くなりPS VR2は本当にピンチになりそうです。
Quest3がどのような戦略で来るのか。そのあたりも注目したいです。
ソニー頑張って欲しい。